- コラム -

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<院長のブログ>

<アマチュアゴルファー>

酷暑もそろそろ終わりが見えてきました。

ゴルフをする人にとっては、夏はシーズンの真ん中ですが、さすがに今年の夏の暑さには身の危険を感じるものがあってラウンドを控える方が多かったようです。

秋の始まりの爽やかな季節ですが、先日、久慈のとあるゴルフ場に行ってきました。そこは伝説のアマチュアゴルファーだった中部銀治郎が晩年、設計をしたコースとして有名なところです。ゴルフを始めた間もなく、彼のことを知り、彼が書き残した内容を一冊の本にまとめた「もっと深くもっと楽しく」をページが変色するくらい何度も読みました。そこには彼が裕福な家庭に生まれたにせよ、ゴルフというゲームに出会ったことで自己修練の場を得たのだということが滔々と書かれています。たしかに昭和世代にとってのゴルフというものは会社の接待の延長線上にある娯楽に過ぎず、けっしてスポーツと呼べるようなものではありませんでした。日曜日は上司とゴルフをして、酒を飲み、麻雀をするのが出世の早道と考えられていた日本のサラリーマンにとっては、苦痛だったというイメージが残り、何か贅沢な金持ちのレジャーという感覚でした。

中部銀次郎はそんな接待ゴルフとは無縁の環境でしたから、ゴルフというものをストイックに追求できたのも事実でしょう。本の中には、日本のゴルフタイトルを取り続け、その苦悩にも言及する生々しい言葉が綴られています。ただ、共感できることも数多くあり、アマチュアゴルファーの理想像でもありました。その彼が50代でこの世を去る前に設計したというコースなら、一度は回ってみたいと思うのは人情です。生前に使用していたクラブやセーター、シューズなどの品々がホールの一角に飾られていました。アメリカのアマチュアゴルファーで球聖といわれたボビージョーンズと並べて語られる中部のゴルフ哲学をコースで体験できるのは嬉しいことです。

なるほど、コースは難しく(バックティーのプレートいうこともあり)、とくにINコースは400ヤードを遙かに越えるパー4がならびます。また、ほぼ総てのホールはガードバンカーが構えていて逃げ場というか花道というものは、狭い一カ所だけのホールがすべてでした。二日間、回りましたが、なぜか肉体的な疲労というより、集中力を試されたことの疲労感が残りました。

ゴルフが好きな方、一度、ぜひ来訪して体験してみる価値はあると思います。