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<院長のブログ>

<エポック>

私が評議員をつとめる団体の創立20周年記念大会へ明治記念館へ行ってきました。

日本の行く末を案じ、何とか日本の本当の繁栄と豊かさを現代の身の丈に合った形で実現できないだろうかという気持ちを持つ国内の熱い方々で250名のテーブルが満席となりました。

ここは大日本国憲法、皇室典範が制定された場所であり、もとの赤坂御所でした。のちに伊藤博文に下賜されて、昭和22年に現在のようなかたちの建築になったものです。明治・大正・昭和食の建築物はどれもゆったりしていて、天井も高く、人々のこころを和ませるものが多いと思いますが、こちらも例外ではなく、余裕に満ちた穏やかな空間です。1階の奥には廊下に面して庭園があり、今は結婚披露宴などに最適な演出となっているようです。

戦後の日本は、アメリカの占領により、人々の生活にかかわる総てと言って良いほどの分野が「規制」の対象になりました。一見、自由にものが言えて平和であるようにも感じますが、じつのところ報道にも規制があるため所謂、戦勝国のネガティブなことについては報道してはならない、言葉も選ばなくてはならない、等、日本独自の報道や言論は封印されているのが実態です。

幕末の列強国からの植民地政策を逃れて、日本は西洋に負けまいと懸命に歩んできましたが、先の大戦で原爆投下という禁じ手を受けて無差別殺戮の結果、すっかり意気消沈してしまいました。それでも戦後の復興は奇跡的であり、焼け野原から間もなくオリンピックを開催できるようにまで急速な発展を遂げたことは忘れてはならない事実だと思います。

日本人の持つ総和、平和、協調、友好の心は古くからあったものです。けっしてひとを差別するようなこともなく、戦後も今も世界に莫大な税金を援助としてばらまいています。常に対話を重視し、相手の気持ちに立って行動する素晴らしい国民性は既に世界中から称賛されるには、ある意味で当然です。

いま、世界中で戦争やテロ、領土問題が起きています。日本人の持つ優しい心で解決できたら理想ですが、残念ながら、話し合いというのは相手が応じてくれなければ成立しません。原爆を投下されてから80年あまり、そろそろ、話し合いの方法を私たちも研究する必要がありそうです。ただ、穏やかに話せば理解できると思い込んでいるだけでは、将来の世代に禍根を残すかも知れません。話し合うと同時にお互いが立つような均衡が必要となってきたように思えるのですが、皆様はいかがお考えになりますか?